日本語ブログ

Koji Flower6月の様子・7月の予定

皆様こんばんわ。明日はカナダ・デーのお休み。如何お過ごしでしょうか。三男が日本に行き、色々と戸惑い真っ最中のしおりです。 今回の日本行きをきっかけに、三男を日本の高校に転校させようかと真剣に考えていました。結果、現在はまだどうなるかわからないのですが。行けないほうが大きいかなぁ。 もともと、6月下旬から夏休み中、三男一人で日本に遊びに行く予定は既に立てていたのですが、私としては、そのまま日本に滞在して高校行っちゃえば?!って思ったのです。本人、むっちゃくちゃやる気満々。このままだとここトロントでは、9月の新学期からも学校で授業を受ける子とオンラインで受ける子の選択が出来ます。そうなると、授業もオンラインに合わせて、 また十分なクオリティの授業じゃなくなってしまう事は確実。それならばいっそのこと、もう日本の高校にいっちゃえば?!その案が出てきた時に、 私、思いついてしまった。 もし、三男がこのまま日本の高校に通うことになったら、もし、そのまま高校を卒業して日本で就職したら、 私はもう、三男と一生一緒に暮らす事はないかもしれない。降って湧いてきたような「子育て終了」の予告。15年目にして、突如ですよ。ええええ!「時間のリミット」を頂いた瞬間(勝手にですが、笑) 今まで見えているようで見えていなかったものが見えてきた気がしました。何しろ問題を色々抱えている、三男。そこに可能な限り向き合おうと、仕事を削減して自分の時間に余裕を持たせたら、三男と一緒に笑い合って、一緒に作業して、一緒に考えて、一緒に出かけて。なんだ?!この楽しい毎日?!という瞬間が出てきました。3人男子という、どうしても忙しい子育て。それなりに一生懸命でも、どうしてもどっかに歪みが出てくるのは当然だとは思うんですけどね。3人いつも同じように、なんて不可能な話。三男も、上2人に押されて、そんなにじっくり向き合ってなかったのかなぁーーーって。 日本に行く日まで、口に出して「日本に行ったらママさみしー」を繰り返していたのですが。出発当日、空港で三男に最後にハグをしたときのあの感覚は、 たぶん一生忘れないでしょう。 「心ここにあらず」 すっかりその体の中は空っぽで、心がこれからの「冒険のような旅」(コロナだから色々大変)これからの日本への期待に夢中♪という感じでした(こうなる子には個人差があるでしょうがね) むしろ、そのくらいの方がしっかりと旅ができるだろうから、きっと良いこと。うんうん。母は、さみしーけどね。 そんなこんなで、三男が行ってしまった後。私はもっと落ち込むのかな?!と、チョット自分を心配していたのですが。今まで三男に主導権を渡していたキッチン作業と家の家事の権利を取り戻し、なんだかどんどん自分を取り戻していっている感覚。とにかく掃除、掃除、料理、料理。 家事って私にとってエネルギーチャージになってたんだなぁ。掃除も料理も自分でやりたかったのに・・・お任せしていたのって、やりたいことを押す殺すって、(そんな事考えたこともなかった。だってやってくれて嬉しいのが当然だしね)めちゃくちゃ自分には負担だったんだなぁって。自分らしく生きる?子供いて、実際やっぱりなかなかそうはいかないものね。 そんな感情がどっ!と出てきています。でもいいじゃないって思う。子供に邪魔される?!上等!そして・・・・ 最近かなり引きこもり率の高くなっていた次男がぴょこっと顔出してきて、会話する時間が増えました。ご飯も、美味しい美味しいって食べてくれる。今日のご飯は何ー?って鼻の下伸びてるし。(ご、ごめん、三男よ。。。笑)今まで三男と忙しかったからなぁ。やっぱりどっちかの相手したら、どっちかは待つ状態になるんだよなー。でもさ。それはそれできっと良いこと。順々巡りで、これもありなんだな。そんな6月でしたが、一応Koji Flowerも稼働していましたよ〜。6月は、- 年間・アドバンスの皆さんのプレゼン。- おうちクリニック「未病体」- そしてパンの会。- ひだまり夏のマーケットも開催されました!プレゼンって、これがまた毎回毎回、そのグループごとに貴重なドラマや友情が生まれるんだな。第1回目のプレゼンのテーマは「コロナと発酵」2回めは、英語でのプレゼンで「Amazake」3回目は糀の花でライブ配信しながらの「文字ワークス」本当は、本日4回目の「微生物と発酵がもたらすフリーエネルギー」が開催される予定だったのですが、実は延期になってしまいました。理由はプレゼンターの方がどうしても資料をまとめられない!って言うから。彼女、いつもはプレゼンファイルは4時間位かければ出来てたのに、今回は全然まとまらない。って言うんです。そりゃそうだ。あまりにも壮大すぎるテーマ(笑)「なんでこんなに時間掛かるんだろう」「思わず掘り下げてしまって、全然まとならない」うんうん、そうだと思います(笑)大きな、大事な、壮大な内容でしょうからねぇ。きっと調べている方はめっちゃ楽しい。でも絶対大変なはず・・・・プレゼンの日が、今から楽しみです。ちなみに7月もプレゼンはどんどこ続きます。皆さん、頑張って用意してくださいね。私が直接提供する講習会がなかっただけで、それなりに動いてた、6月のKoji Flowerでした。+++++7月はいよいよ米麹の製麴です!7月1日からグループにご招待し、個々で予習をしながら、1ヶ月の間に何度も製麴を試してもらいます。 道具が要らない製麹から、 これだけは揃えたい!という道具がわかるようになるまで。 いつもの講座とはまた雰囲気を変えて、真剣に取り組んでもらおうと思っています!さて、7月からは年間プログラムも後半に。後半は製麴をメインとして、出来上がりつつある麹製品の理解をもっと深めていきます。7月には米麹、8月は醤油麹、10月に麦製麴をして、11月に豆製麴! その間にまた醤油仕込んだり、麦味噌仕込んだり、豆味噌もね! 私にとっては、「子育ての時間のリミット」から一変「自分時間が持てるリミット」になった7月8月。(たぶん、三男帰ってくる・・8月下旬には!)後半も、張り切って参りましょう!2021年6月30日(水)しおりでした++++7月の米麹製麴の会へのお申込みは、こちらからどうぞhttps://kojiflower.eeeagency.com/product/onlineclasskojimaking/上記リンクは英語ですが、日本語でのコースです。このカートを使えばクレジットカードにてお支払い出来ます。↑お使いください。しかし、カナダ在住の方は手数料の取られないEtransferの方が便利だと思います。Etransfer 先は、shiori@eeeagency.com までどうぞ。

Workshop report, おうちクリニック, 日本語ブログ, 未分類

おうちクリニック2021年6月「未病」でした

本日曇り空のトロントより、こんにちわ。昨日、三男が日本へと発ち、ぽっけーとしているしおりです。 そんな中、しっかり昨晩おうちクリニック開催しましたよ! 今年6回目の会、2021年6月のテーマは「未病」 未病って聞いたことあります?かなり有名になってきたとは思うんですが。 え、そんなの聞いたこと無い!という方の為に。Wikiよりコピペ: 未病 伝統中国医学(中医)で「未病」と診断されるのは、検査で明らかな異常がなく、明らかな症状も無いが、少し調子の悪い状態で、病気になる前段階の、心身の微妙な変化を指している[6]。漢文訓読調でいえば「いまだやまいにあらざる」となる。「未病気」をキーワードにして、体の状態を分類してみると次のようになる。 状態 1 :恒常性が健全に保たれている状態・・・健康[6]状態 2 :恒常性が崩れかけている状態・・・未病[6]状態 3 :恒常性が崩れ、そのままでは元に戻らなくなっている状態・・・病気[6] これらの間にははっきりした境界はなく、連続的に移行している[6]。中国には昔から「上工治未病」(上工は未病を治す)という言葉がある。つまり良い医者というのは、発病してからではなく、未病の段階で異常を察知し対処するものだ、ということである ==ここまで== 要するに、病気には至っていないけど体調悪い状態。または、体調は悪くないけど、病院で検査すると引っかかる状態。 この未病。 たぶん心当たりある方、沢山いらっしゃるんじゃないでしょうか。 昨日のZoomでは、そんな未病の定義、どんな状態を未病というのか。 これからの高齢化社会。深刻な問題として、本当にもうすぐそこまで来ています。 確かにそうだよね。高齢化社会となり、ご年配の皆さん一人一人の病気を医師が担当していては確実に医療が崩壊する。医療費に掛かる費用も想像するだけで恐ろしいことに。 未病の治療はまだ病気になる前なので、生活習慣を変え、食生活を変え、運動をしてストレスを溜めない。そうすれば病気になる人数を減らすことが出来るようになる。当たり前のことを当たり前にすることが大事になってくる。病気になるまで待つのではなく、病気になる前にそのサインをキャッちして、自分で自分のケア(もしくは家族や近い人のケア)ができるようになること。 病気を治療する目的の、病院完結型医療の「Cure」から 地域包括医療の「Care」へさらにその先には地域包括未病ケアがある「参加型医療」この考え方も面白い。医食農同源病気の治療も日常の食事も、ともに生命を養い健康を保つために欠くことのできないもので、源は同じだという考え(医食同源)に、地産地消の食材等を育てる「農」を取り込んだ健康観。地元の野菜を食べ、地産地消の食材を育てる。ボランティア活動をして身体を動かし、人とコミュニケーションを取ることにより心の健康にも大いに役に立つ。同時にコミュニティの役に立つことができる。コミュニティーの為に働く事が、生命を養い健康を保つことに繋がり、巡りに巡って自分を守ることになる、という訳。「参加型医療」 素晴らしいじゃありませんか!これは、ご年配の方だけではなく、どんな年齢層にも当てはまる事ですね。こんな世の中が当たり前になることを、心の底より祈っています。 そんな、これからの社会を考えた「未病」のお話をした後は、 やっぱりここ。いつもの「おうちクリニック」的考え方に戻ります。で、皆さんの現在の健康はどうなんですかー??皆さんの、ご家族は?あなたの大切な人は? 未病がどのような状態か。免疫力が下がっている状態とはどんな感じか。「炎症」小さな火事が体の中で静かに起こっている状態。体の修復機能が、チョットだけ壊れている状態。では実際そんな時、それを修復するために、何が思いつくのか。何を放っておいてはいけないのか。 西洋医学では何もしれくれない事もあるかもしれないけど(検査で数字が出ない)ケアは確実に必要な事。まずはそこまで行かないように日常の中で出来ることが、山のようにあること。未病までに行ってしまっても、出来ることがやっぱり山のようにある事。そんなお話をさせていただきました。 おうちクリニック的にいつも導いていきたいのは、私達の健康を守るのは私達自身であるべきだということ。それを導き、手助けするのがおうちクリニックであり、必要であれば東洋的医療も西洋的医療も有効利用できるだけの選択方法を知っていること。私達の健康を守るために出来ること。麹文化もその中にすっぽりとハマっています。麹を通じて見える食生活、食文化。腸の健康を守る為に、免疫力の事を語るのに、発酵食品は欠かせない。こんな考え方を文化として育てていく。今回はおうちクリニックとしてそんなお話をしましたが、 来月の米麹製麴の会でも 話すトピックが違えどやっぱり同じようなことが出てきます。 米麹の作り方が解るようになると、見えてくるものがたくさん! 米麹の作り方をね、既に知っている人でも、ここからまた気づくこと、そこからまた見える世界が全然違ってくるんです。「参加型医療」の世界をもっと普及するために、麹を片手に語りたいことが、山のようにあります。是非、皆さんもご一緒しませんか?? === 7月のKojiFlowerでは、米麹製麹の会を開催します!初めてさんでもわかりやすいように少量で作ってみたり、既に作れる方にはもっと理論を深めながら更に応用力をつけてみたり。大量に作ってみるのもあり、違う目的の麹を作ってみるのもあり。グループの中に所属し、皆と一緒にわいわい会話しながら、1ヶ月一緒に活動しましょう〜。お申し込みはHPから出来ます。2021年5月25日(菌)しおりでした。

日本語ブログ

父の日の思い出

今日は父の日。 後1時間位で終わっちゃうので、父の日の今日、思い出したことを書いておこう。 私は結構、小さい頃から「ひがみっぽい」性格だったのかもしれない。 そう言われて育ってきたからそうなったのか。そう自分で思いこんできたのか。 もうこんなに年とったらその辺りはもう謎です。 なんとなく覚えているのは、よく親から言われた 「またしおりがひがんどる」後からきいた話だと、よそはよく、兄弟喧嘩をすると上を怒るけど、うちは下を怒るようにしてたの。・・という母からの衝撃な告白を聞きました。そ。それって・・・喧嘩の原因を探ることなく、頭ごなしに下のせいにしてたってこと??「下を怒るとね、上が悪いことしたなぁって思うかなって」ええええええええ そんな「下」の私。誰も解ってくれない、みたいな事を思っていたような幼少期だったような気がします。なんやかんやと目立つ兄に対して、私はそんなに目立つタイプでもなく。でも根暗でもないよ。 人を笑わせるのが好きだったし、明るい性格ではあったけどね。ええ、今とそんなに変わらない感じ。 ま、とにかくですね。中学最後の私の運動会と兄の運動会の日が重なったんです。当時兄は高専で生徒会長をしており・・・父がその運動会に行くのを当然のように優先して、 当時私が、中1〜中3全体で統括して取り組んだ、創作ダンスのダンスを作る中心グループの一人として活動した、その創作ダンスの披露される運動会には来ないこととなった事をですね、結構ひがんでいたんです。だって「兄の方は一生のうちこれが最後だし、そっちは行かなくてもいいよね?」って言われたから。(私の創作ダンスも一生のうち1回だけなんだけどね。。。)そんな事直接言ったわけ無いというのは覚えているけど、でも何か言ったんでしょうね、私。何を言ったか覚えていないけど、その後、「またしおりがひがむから」と、たぶん母だけ来たのかな?!そんな結末となりました。======= そんな話をですね、大人になってからまた父とする機会があったんです。父ががんで亡くなる、ちょっと前、だったかな。私は18歳で海外に出たし、当時の私には、昔の「ひがみ症」は既になくなっていました。私が海外に出て何年かした時、ふと母から聞いたんです。兄が、「お母さんはいつもしおりしおりって。。って言う」って言ってるのよ、って。それを聞いた時に、すーーっと何かが抜けた気がしたんです。あ、私はこれを求めていたんだって。私の事を考えてもらいたかったんだ。もう、これでいい。って。そんな私だったので、ただ単に、父と昔話を共有したくて、 その、父が亡くなるちょっと前に東京に遊びに来た時に、ふと、中学のその運動会の時の話をしたんです。特に何も思わず、ただ、「あれさー!あの思い出さ」って冗談ぽく。私だって最後だったのにさーって。あれじゃひがむよーー(笑)って感じだったハズ・・・だったんだけどね。 ポロッって、父の目から、涙が出てきたんです。私、びっくりして!「そんなつもり無かったんだけどなーーー。ごめんなーーーー」って。全てはそれで、心が洗われた気がしました。きっと、私は愛されていたんだって、認識することが出来たのでしょう。親は、子供がいくつになっても大事なのね。伝えた方下手くそでも。そんな表現出来なくても。そして子供は、いくつになっても親に褒めてもらいたいのね。どんなに年をとっても。不器用でも、どうして良いかわからなくても、やっぱり伝えないと駄目なんだよね。ってね。 そんな事を思い出した2021年の父の日。私も一杯、子供たちに伝えなくちゃ。愛をね、わかりやすく。出来れば何度も。「愛を貰った」その自信があれば、きっと子供たちはしっかり歩いていけるはず。そんな事を教えてくれた、私のおとうさん、ありがとう。そして、世界中のおとうさんたちへ、「ありがとう」