押してダメなら、引いてみる

先月の事。

うちの息子が、「治療して」と、言ってきた。


どうしたの?と聞くと、



どうやら風邪引きそうな気がする。という。

その日の夜、9時も十分回った時間に、
1泊2日の自転車の旅から帰って来たばっかり。
いやあ寒かったんだろうね。


申し訳ないけど、今日は治療しません。
ここで治療してあわうくば治っちゃったら、
調子こいてなーんも学びませんからね。



はぁ~?!

本人、ちょっと不満そうでしたけど、ここはもう引きませんよ。




何で風邪っぽいかを考えてみたらどうでしょうか。

寒い事しなかったかー
無理し過ぎなかったかなー?
そうでなくてもこれだけ季節の変わり目で体は敏感になっている時期なのに。

ちゃんと温かくして出かけた?
汗かいたら着替えるだけの服は持って行っていた?

スケジュールに無理があったかも?!
何故、日が落ちてからも走る?!そりゃーそうなるわなぁ。
しかも5時間も。

であんた、夜中に長時間自転車こいて帰ってきてすぐ何食べた?
冷蔵庫から出したての甘酒ヨーグルトひと瓶一気食い。
(↑常温に戻してから食べるべきもの)

到着してホット体が緩んだところに、
どーんと免疫のバリアを打ち壊す冷たいもの。
がっ!と入って来ますわよ。

ひとくちだけの冷たいものでも、体のセンサーは一気にぐわっ!と反応するよ。






それで治療するわけねーだろっ。

体を壊すような遊びをしないように、
学んでくださいな。。



どうしても大変そうなときには助けますから、
それまではちょっと苦しんでもらおうかな。

という形の、母の愛のつもりなんですがね。



とはいえ、若いのは何したって次の日には良くなっている。
そんなマジックも、永遠に続くわけではないってことも‥‥体感していかないとねー。
(今は、何しても大丈夫なんじゃんん、けけけー!って体感する時)


という事で、良い子の皆さんは、寒い外から帰って来たら暖かいモノ頂いてくださいね。

風邪ひきそうだなーで直ぐに薬に手を出さずに、
自分の体が今何をしようとしているのか、ちょっと体の声に耳を傾けてみてください。



おおっと、体きしんできたぞ。
ぞくぞくして来たなー。
喉も痛くなってきたか…



で、どうしたらこの状況から抜け出せるかな?って考えてみましょう。

寝てみっか。
ちょっと温かいの食べて体温めてみるか
いや、胃がおかしいから食べるんじゃないなー。
じゃ、何か飲むだけかな。

とかね。

もうなっちゃったら、症状を出してあげることも大事。



自分の体を実験台にして、
いろいろやってみよね(若いうちにw

若いのは、まあとにかく何言っても聞いちゃくれない。
押してダメなら引いてみる。

引いてダメならどうしよか?









また押してみよ。




今週の土曜日のアドバンス定例会では、風邪についてのお話をしたいと思います。



風邪をひくという事はどういうことなのか。
どういう対応をすべきなのか、
からだの中で何が起こっているのか。
そのためには何ができるのか、
何をすべきではないのか。

免疫力が上がるとは、いったいどういう事なのか。
免疫力って、そもそも何?というお話。



これだけで永遠に話せそうですが、
頑張ってめちゃくちゃ短くします!


お楽しみにね。


2020年11月3日(火)
しおりでした。