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お醤油プロジェクトが1年でこんなに。

去年の記事が出てきました。https://kojiflower.eeeagency.com/2020/05/お醤油用の麹を作る所までやる/そうそう。こんな事やってた。このお醤油プロジェクトは、私にとってちょっと大きな決意でした。何しろ、当時まだ1回しかお醤油作った事なくて(その前の年に初めて醤油麹を製麴した。それが1年後に出来上がったばっかり)それで講習会なんてやって良いものかと。 でも、お醤油の会開催に期待していた方が現にいらっしゃり、コロナに入って時間ばかりはある。ここからあと何年待って何年経験すれば私は自信を持つのか?!数年先には自信出るのか?!ええい、ならばもう今やっちゃえ!と、 見切り発車しました。 一人で40人分の醤油麹を必死に作ってた去年の今頃。作っては配達。作っては配達。同時期にアドバンスメンバーを作り、1年かけて麹について集中的に教えるプログラムを開催。春には米麹の製麴をし、秋には醤油麹の作り方を教えて、翌年春にはそのメンバー達に、講習会で麹を作ってもらうんだ! って目標を掲げていました。 そして、今年の春。 先月3月はちょっと忙しく、赤味噌用の豆麹の製麴もメンバーの皆にお願いし、お醤油用の麹もメンバーにお願いし。メンバー達はずっと製麴している感じだったでしょう(笑)先月にはお醤油のZoomレクチャーを終了して、皆さんに今年のお醤油を仕込んでもらいました。 今年のプロジェクト参加人数は、去年からまたお醤油プロジェクトのメンバーも少しづつ増え、 現在なんと67名。 どうりでメンバーたち、各自ヒーヒー言いながら麹作ってたわけだ(爆)去年はバンクーバーからの参加者がいて「おおお、グローバルー」と喜んでいましたが、 今年はアルバータの方も加わり、それがアトランタまで飛び火し、 なんとサンフランシスコからも飛び込んできてもらいました。 バンクーバーのメンバーがアルバータまで郵送してくれ、アメリカ地区は、認定講師仲間のようこさんにお願いして郵送してもらい、 ラストミニッツで滑り込んできたロンドンには、やっぱり認定講師仲間のはるこさんに醤油麹を作ってもらいました。皆、本当にありがとー! 私の夢見た、 「メンバーが各自麹を作り、もっと沢山の参加者が増えてもやりくりできるようにする」という目標は一応達成され、 同時に回数をこなす機会のあるアドバンスメンバーたちはどんどんその腕に磨きをかけ、やっぱりこの仕組にしてよかったー!と、おもう瞬間です。 来年は、バンクーバーに加えアルバータでもアトランタでもサンフランシスコでも醤油麹を作れる人が増え、各自、自分たちのエリアの皆さんにも手作り醤油の輪が広がっていけばいいなーって心から思っています。 Koji Flower では、年間を通じて麹を学んでいく1年プログラムを用意しております。プログラムの開始は、1月。 1年に1度しか始めるチャンスはありませんが、 6月から半年コースで、既にお味噌や味醂やどぶろくなど、基本的な麹製品を作るのに触れたことがある方のみ対象として、年間コースの後半部分限定で参加可能とするコースも設定する予定です。 既に米麹を作ったことのある方、ある程度の知識を持っている方。良かったら始めてみませんか?kojiflowershiori@gmail.comまでご連絡下さいね。という宣伝をしたかったわけではなく(笑)こうして3月にお醤油を仕込んだメンバーも、6月には米麹を学び、8月下旬には醤油麹を学びます。そして来年の「おうちでつくる小さなお醤油プロジェクト2022」開催時には、醤油麹を作る主要メンバーとして活躍してもらう。 もっと遠方で、沢山の都市の皆さんが、各地のコミュニティを盛り上げて、お近くのメンバーと共にこの会が開催できるように・・・・ と、私の夢は広がります。 ==== 昨日、職人醤油の万太郎さんをご招待して、特別Zoomを開催させていただきました。 皆で作ったお醤油をお見せした時に、「これ、お醤油さんが見たら、喜びますよ。。」 という万太郎さんの言葉に、  へぇーって思いました。 そうそう、味醂の講習会をやった時にご招待した、杉浦味醂のみりりんさんもそんな事おっしゃっていました。 海外でこんなに味醂を手作りしているというのを見ると、勇気付けられる、と。 私達が海外で、どうしても手に入らないからと、(仕方なく)手作りしているものは、 日本の職人さんたちを感動させるようです(笑)なんだか、複雑な思いが溢れてきますね。 このお醤油プロジェクトの企画来年はどこまで広がるかなー。もっと口に出して言えば、もっと広がるかなー😍

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味醂の会、参加者の声

2021年4月8日に、味醂の会Zoomを開催致しました。 その後参加者の方から頂いたコメントがとても嬉しかったので、 こちらにてシェアしますね。 +++++ 醤油のときも思ったのですが、添加物が戦時中、そして戦後の貧困を支えてきたというのが、今まで発想になかったですが、すごくしっくりきました。伝統的な方法や本来の材料を諦めてでも、醤油や味醂を日本に残したい、という強い思いで添加物を取り入れ、続けて来られた方たちもいるのだろうし、 儲かるなら何でもいい、という気持ちで切り替えた人たちも、 赤字になりながりも伝統を守り続けた人たちも、 残念ながらその世界から足を洗わざるを得なかった人たちも、 みんなそれぞれの葛藤や守りたいもの、信念があったはず。どの選択肢にも、正解不正解はないなぁと思います。みんな本当に苦しかったと思う。 だからこそ、大切なのはやっぱり私たち消費者の選択で、たくさんの人たちの犠牲と、血の滲むような努力のおかげで豊かさを取り戻した今の日本だからこそ、改めて、 私たちがこれから何を残していきたいのか、どんなものを使っていきたいのか、それをしっかり意思表示するためにも、 良いものを選び、購入すること。きちんと考え、選択して、伝統を守っていくこと。良いものに対して、きちんと対価をお支払いすることで、伝統を守る人たちのビジネスを経済的にサポートしていくことが本当に大切だと思います。 添加物が入っていても、それなりに美味しい(むしろその方がおいしく感じるようになってるのが添加物ですものね)し、何よりめちゃくちゃ安価で手に入るんだから、その方がいいという人ももちろんいて、それはそれで一つの選択ですしね。何でもかんでも全部一番良いものを選んでいたら破産しますしコロナでまた経済的に本当に試練に立たされている人たちが沢山います。これからもっと増えます。 でも、コロナのおかげで味噌など、手作りも流行っているようなので(まさにこのグループもですよね)それが何か、新しいムーブメントになって、伝統を支える力になっていったらいいなぁと思います。 そしていつの日か、伝統的な製法、材料がまた当たり前になり、自然と添加物のはいったものが売れなくなり、良いものを作る人たちが添加物に頼らず経済的に充分やっていけるようになり、良いものがそこまで高くなく買える=みんなが良いものを買える、そんな時代がきたらいいですよね…と、勝手に気持ちが熱くなり、書き込んでみました++++++ うううううう、ちゃんと伝わってる。うれしーねー😭